町田へ(ついでに)

町田国際版画美術館までの道すがら、町田市民文学館なんてものもありましたよ。

町田全体が、のんびりゆったりさびれた(すみません!)雰囲気でした。
すっごいでっかい建物がまるごとガラ空きだったり、巨大な敷地で物産展をやっていたり、どの店もむやみに広すぎてスキマを埋めるための仕入れが悩ましげです。

ルミネとオカダヤを見た瞬間、「ミニ新宿?」って思ったけど、109もあったからなあ。
新宿・渋谷・池袋で見かける縦長(何十階建て)のビルディングが、そのまんま横長(2~3階建て)に再現されてるようで、へんな気分でした。

新宿・渋谷・池袋…。
私は断然、新宿派です。
とくに池袋は私、だめなんです。理屈抜きで、なんだかおかしな邪気を感じ、早く家に帰りたくなります。
歩道の誘導の問題なんでしょうか、もう四方八方から電波のでたような人がやってきて、ぶつかられまくります。そんなに歩くのがへたなほうではないはずなんですが。。。ためしに除けるのをやめてみたら、ひどいめに遭いました。ここの街のひとたちは、ぶつかることを「へ」とも思っていないようです。私のことが、見えないの…?

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2010年05月24日 Posted by 半ドア at 18:50Comments(0)館(やかた)

町田へ(バルビエの版画)

町田国際版画美術館に行きました。
学生時代(銅版画専攻)に一度いったきりなので、10年以上ぶりです。さすがに、なにひとつ覚えておらず、全然懐かしくありませんでした。
町田駅から途中、ものすっごい急な坂をくだって行きます(帰りはもちろんのぼります。喉がひゅうひゅう言いました)。
「今までそんな高いところにいたの?っていうか、道まちがえた?」と思ってしまいますが、まちがっていません。

「挿絵本の世界」展です。
ひさしぶりにいってみようと思っただけで下調べナシでしたが、この企画展、すごいよかったです!版画って、いい!!
本の印刷を版画でやってた時代から見れます。愛書家のひとも垂涎かと思います。
紙やインクの凹凸に、存分見とれてきました。。。

技術にも驚きますが、上手いというより、昔のひとは辛抱強いなーと思ってしまいます(失敗したら罰でも受けてたんでしょうか)。小学校で木版画をやった時のことなど思い出していただきたいのですが、ほんと、あの面倒くささったらないです(銅版画はもっとめんどいかもです。めんどさも制作の魅力ではあるんですが…)。その面倒くささ・不自由さを微塵も感じさせない、なめらかな線!丁寧な仕事されてます。。。

ミュシャとかビアズリーとか、ウォルター・クレインとかケイト・グリーナウェイとかのうつくしい版画がわんさかありました(入館料安すぎやしませんか?)。
が、私のイチオシ、ジョルジュ・バルビエの版画を思いがけず観ることができ、興奮は頂点です。

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2010年05月24日 Posted by 半ドア at 12:53Comments(0)館(やかた)